コロナの影響を受けて
COVID19 、コロナの関係で、外出やお店の営業が制限されたりと、いままでのミラノとはまったく違う今年、2020年のミラノのクリスマスシーズン。
ミラノの守護聖人、サンタンブロージョの日(ミラノは祝日)、12月7日からがミラノの本格的クリスマスシーズンの幕開けといっていいと思うのですが、クリスマスマーケットも中止になったし、12月7日の、ミラノスカラ座初日公演も、おぺらの上演ではなく、いろいろなもののダイジェスト版といった趣向のものを、無観客で開催。
12月7日のスカラ座公演はテレビ中継も毎年あるので、今年も見ましたが、これはこれで素晴らしかった!
でもやっぱり、観客がいない、そして指揮者がマスクをして指揮をする姿には違和感を感じて、少し寂しい気持ちにもなりました。
12月7日のスカラ座広場
例年スカラ座の初日は、午後からスカラ座広場の出入りが規制されます。
初日を鑑賞するいわいるVIPと言われる人たちがたくさん来るためですが、今年は無観客だったので、当然ながら、VIPを一目見ようという人たちもいませんでした。
ミラネーゼにとって、寂しいサンタンブロージョだったことは確かです( ;∀;)
スカラ座の初日が無観客開催でも、スカラ座広場にはクリスマスツリーが設置されました。
毎年スポンサーが違うので、どんなツリーになるのか、とても楽しみ♬
今年のツリーは、昼間はいまひとつぱっとしない印象ですが、夜は明かりが燈って、クラシック音楽が流れる中、ツリーが回転しながら色が変化するので、テンションがあがります。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世アーケード
スカラ座広場とドゥオモ(大聖堂)広場を結ぶヴィットリオ・エマヌエーレ2世アーケード。
アーケード内のお店のクリスマスディスプレイも素敵ですが、やっぱり上からみると十字形のアーケードの真ん中のクリスマスイルミネーションは必見。
例年に比べると、スワロフスキーの小さな飾りを減らすために、大き目の〇やら☆やらがあるのかな?という印象はありますが、それでもとても美しいことには変わりがありません。
他のお店のディスプレイもかすんでしまうきらめきは例年通りで、みんな立ち止まって鑑賞したり写真撮影をしています。
キラキラはやっぱり人をウキウキさせる効果があるんだと、スワロフスキーのツリーを見るたびに納得させられます。
※ツリーはみたけど、スワロフスキーのショップを見るのを完璧にわすれました((´∀`)) これは私だけじゃないはず(笑)
やっぱり注目はドゥオモ広場
以前はミラノ市がやっていて、スワロフスキーのツリーと比較すると、お金かかってない感がいなめなかったドゥオモ広場のツリーですが、ここのところずっとスポンサーがついているので、毎年こちらも注目しています。
2015年に開催されたミラノ万博のシンボル、生命の樹を彷彿させるような、色の変化と演出‼
1本で何度もおいしいクリスマスツリーで、ここ数年のドゥオモ広場のツリーで一番気に入りました❤
コルソ・コモ(コモ通)付近も見逃せない
ファッションに敏感な人たちが集まる、コルソ・コモ。
私の大好きな総合フードマーケット、EATALYがある地域です。
一番目についたのがこちらのツリー↓
映像のマジックツリーとでも言ったらいいでしょうか?
最先端ファッション地区にぴったりのクリスマスツリーだと思いました。ツリーといっても平面ですが(笑)
こんな時期だから
今年、2020年はコロナで世界中の注目を浴びたミラノ。
犠牲者も多かったし、ロックダウンで辛いことも多かった人がほとんどだと思います。
だからこそ、華やかな気分を味わえるクリスマスツリーやイルミネーションを!ということなんですよね❣
みている時間だけは、辛いことも忘れられるし、頑張ろうという気分にもなれるから、生きていることに感謝して、2020年のクリスマスを過ごして、そして来年こそは今までと同じように、好きな場所で好きな人たちとクリスマスが過ごせますようにと願わずにはいられない気持ちになりました。