フランスやスペインより増加は今のところ少ない
コロナの第2波、新規感染者数のが激しい、フランス、スペインに比べると、イタリアは増加傾向があるとはいえ、踏ん張っていたのですが、ここ数日の増加はけっこうすごい( ;∀;)
ロックダウン前やロックダウン中、緩和直後には毎日のように届いていた、在イタリア日本領事館、大使館からのメールはここ2か月近く、ほとんど届かないぐらいだったのに、再び頻繁に届くようになってしまうのでしょうか?
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外国からイタリア入国に関して
在イタリア日本国大使館のホームページに、2020年10月7日保健省命令(概要)ということで、以下の文章が記載されました。
第1条 (保健衛生上の緊急事態の予防及び管理のための緊急措置)
1 イタリア入国しようとする者かつ、イタリア入国に先立つ14日間に、ベルギー、フランス、オランダ、英国、チェコ、スペインで滞在または乗り換えを行った者に対しては、2020年10月7日緊急政令第125号で延長された通り,9月7日首相令の規定はそのままとしつつも、以下の予防措置のいずれかが適用される。
a) 搭乗の際は乗務員,及び取締りを担当する者に対し,イタリア入国の72時間以内の、スワブ検体による、分子検査(PCR検査)又は抗原検査の陰性結果を提示する義務。
b) 空港、港、国境地帯への到着時、あるいは到着から48時間以内に指定の地域保健所において、スワブ検体による、分子検査(PCR検査)又は抗原検査を受ける義務。指定の地域保健所で検査を受けるまでは、自身の住居や滞在場所で予防的自己隔離を実施すること。2 本条1項に該当する者は、無症状であったとしても、地方保健所の予防局に自身のイタリア入国を速やかに通知する義務を負う。
3 新型コロナウイルスの症状が発症した場合、全ての者は専用電話番号を通じて保健当局に迅速にその状況を通知し、保健当局の決定が下るまで隔離措置に従う義務は引き続き有効である。
4 本条1項及び2項の規定は,2020年9月7日首相令及び2020年10月7日緊急政令第125号第5条によって延長された2020年8月7日首相令の第6条6項a)~d)及び7項が規定するケースには適用されない。
私個人としては、私の本業である、日本人のお客様の対応をする観光業は半年以上ストップしているし、日本に緊急で帰国する必要もいまのところはないので、ほとんど関係がないかな?と思いました。
コロナ初期で世界中の注目の的だったイタリアが、いまのところ、ヨーロッパで騒がれている第2波では優秀な成績をおさめているので、それを維持するためには必要な対策だとも思います。
ミラノのあるロンバルディア州の新規感染者数 983人
ローマのあるラツィオ州の新規感染者数 387人
ナポリのあるカンパーニャ州の新規感染者数 769人
第1波の時は感染者数が少なかった、ラツィオ州、カンパーニャ州の増加が目立っています( ;∀;)
私の暮らすミラノのあるロンバルディア州は最初から感染者数が多かったとはいえ、だいぶ落ち着いてきていたのに、今日は1000人近い人数…………
屋外でのマスク着用が再び義務化
10月8日に届いた、在ミラノ日本国総領事館からのメールには
●報道によれば、7日、新たな緊急政令が閣議決定され、以下の点
が規定されているとのことです。 ・屋外等でのマスク着用義務・緊急事態宣言の2021年1月31日までの延長・現在有効な首相令の10月15日までの延長●マスク着用義務は本日8日に有効になるとのことですので、外出時にはご注意ください。 (参考)マスク着用義務(現時点での報道取りまとめ)【屋外】継続して(同居者ではない)他人から隔離された状態が保 障される場合を除き,屋外のあらゆる場所でマスクの着用が義務づ けられる。 【屋内】私的住居を除く屋内のあらゆる場所でもマスクの着用が義 務となる。一人であるいは同居者と自家用車で移動する場合,着用 は義務づけられないが,タクシーや同居者でない友人等と自家用車 で移動する場合は、マスクの着用が義務づけられる。 【例外】スポーツ活動中,6歳以下の子供,マスク着用に適さない 疾患や障害を持つ者 【罰金】罰金は400ユーロから1,000ユーロ
と書かれていました。
私がテレビのニュースで聞いたのは、
「家庭感染がとても多いので、家庭内でもマスクを着用する対策が必要。特に学校などで感染して無症状な若者が、祖父母などに感染させてしまう可能性があるので、必要に応じてマスクを着用するように。」
確かにそうだとは思いますが、家の中でもマスクって、そのレベルまで来てしまった?
たしかに、警戒がゆるんだ行動をとっていた人も多いと思う。
実際今日行ったスーパーマーケットだって、入り口の体温チェックは、係員が通り過ぎる人の体温をモニターでみてはいたと思いますが、入り口に設置してある消毒液や手袋を利用する人は稀だったし、ソーシャルディスタンス確保ができていないところもありました。
写真をみていただけるとわかると思いますが、週末でひさしぶりにいい天気だったこともあって、観光客がほぼいないけれど、中心地はけっこう普通に混んでいたし、ソーシャルディスタンス確保を気にしている人はそれほどいなかった印象。
店舗は私が見る限り、しっかり規則を守っていましたが、空いているお店が多くて悲しかった😢
慣れ親しんだお店が閉店するのは辛い…………
規制が強化されないと守れない?
確かに第1波の時も、規制がされても規則を守らない人はいましたが、あれだけ第1波で死者がでて、生き残った私たちだって、ロックダウンの辛さ(個人的にはそれほど辛くはなかったけど)を味わったんだから、規制されなくても守ろうとは思わない人が多いのかな?
確かに死者の数は第1波ほどいまのところはでていませんが、後遺症だってあると言われているんだから、もっと自分と他人を大切に考えて欲しい。
スカラ座も再開はされましたが、観客数を減らし、先日のオペラは舞台がほとんどなく、コンサートのようなオペラになっていたのをTVのニュースでみて、特別オペラファンではないけれど、スカラ座でオペラを鑑賞している私は悲しかった。
「この時期だから仕方がないですね」とインタビューに答えていた上品な女性の表情もそれを物語っていました。
オペラだけじゃなくて、スポーツ、演劇、音楽鑑賞、ぜんぶ一緒‼
少しでも状況をよくするように
第1波で学べなかったことを学べ!と言われているような今の状況を少しでもよくするには、一人ひとりの意識が大事だと思います。
免疫力アップのために、今できることをして、自分自身と他人を思いやる生活をすることが重要なのではないかな?