ロンバルディア州は黄色ゾーン
年末年始から、色がころころ変わるイタリア。
赤:危険
オレンジ:やや危険
黄:そこまで危険ではない
という色分けなんですが、2月から黄色になるっていうのも、最初は1月31日から黄色とニュースでも報道された翌日に、2月からに変更になったりで、基本不要不急の外出を控えていれば問題ないとはいえ、やっぱり混乱します。
現在の感染者数はこちらから ⇒https://www.bing.com/covid/local/lombardy
黄色でも夜間外出禁止は続く
かれこれ1年近い規制生活をしているロンバルディア州の人々ですが、もちろん、ほかの州の方たちも、ロンバルディア州よりも、今となってはほんの少しという感覚だけれど、規制生活を強いられてきました。
2020年の春のロックダウンは、本当に厳しいロックダウンでしたが、これを乗り切ればもうこんなことはないと、みんな思っていたこともあって、乗り切りましたが、そのあと、規制が緩くなり、もう、ミミズの缶詰のふたが開いちゃった状態だし、経済のことを考えると、おそらくイタリア政府も、2020年の本格的ロックダウンのようなことはできないのでしょう。
去年の夏は、日本のGO TO トラベルのようなことも少しやって、イタリア人の国内旅行やヨーロッパからの観光客も少し戻ってきましたが、その反動なのか、気温の変化なのか、寒い季節になって、いわいる第2波が思いっきり感染者を増加させてしまいました。
それでも2020年春のような本格的ロックダウンに比べたら、赤ゾーンでも比較的規制がゆるく、コントロールはもっとゆるくなっていたので、スーパーの前で1時間並んだりということはなくなり、生活の不便さを感じることがだいぶ減ると同時に、不安を感じたのも事実です。
だってウィルスはまだいっぱいいるのに、お店に入る前に手の消毒はするけれど、手袋をしない人が増えたし、春のロックダウンの時と違って、近所でジョギングや散歩は認められていたので、町を歩く人の数は、コロナ前と比べて、少し少ないかな?ぐらいだから。
イタリア全土で今現在22時~翌朝5時までの外出は、正当な理由がないかぎり禁じられていますが、昼間にこんなにみんな歩いているのに夜間だけ外出禁止して効果あるのかな?
イエローゾーンは美術館、博物館も週末以外オープン可能に
イエローになると、自己証明書の所持なしで、居住州内の移動が可能だし、ほとんどのお店が営業再開できるので、私の興味の対象のひとつである、美術館、博物館も再開できるけれど、週末はダメ。
通常、美術館や博物館のような場所は、週末や祝祭日に入場者が多いので、密をさけるために週末営業禁止はわかりますが、去年の夏に一時期オープンしていた時、要予約で何度か行きましたが、ほとんどお客さんがいなくて、スタッフのほうが多かった状態で、人件費や光熱費を考えたら、大赤字の状況でした。
見学者としては理想的ではありましたが。
それに加えて、急に色が変わったりするから、準備が間に合わないという問題もあるわけです。
レストランやバールは18時まで店内での飲食可能
赤、オレンジゾーンの時はお持ち帰りと出前のみの営業許可だったのが、黄色では店内での飲食が可能になります。
それでも、コロナ前とちがって、ソーシャルディスタンス確保のために席数が大幅に減らしているし、通常、レストランはディナーの売り上げが重要だから、黄色になっても、飲食店の辛い状況はまだ続く模様( ;∀;)
特にミラノの中心地の飲食店は、観光客が戻ってこない限り、厳しい状況は続きます。
ホテルだって閉まっているところがほとんどで、観光大国イタリアに、観光客が戻らないかぎり、厳しい生活を強いられる人は多いです。
私がいつも行っていた、ドゥオモ付近のお店もずっとシャッターが閉まったままなのを見るのは悲しいですって、私自身も1年近く観光の仕事してないんだった(笑)
イエローゾーンになって、再びシャッターが開くお店が少しでも多いことを期待します。
各自の予防意識が重要
私の住むミラノのあるロンバルディア州、イタリアで一番コロナで犠牲者が多かった所。
今回黄色になってから、再びオレンジや赤に戻らないようにするには、やっぱり個人個人の意識が大切だと思います。
年末からワクチン接種がスタートしたイタリアですが…
コロナは世界中の問題なので、いまこそ力を合わせて、各自ができることをしないと!
だから私は、明るくふるまって免疫力あげていきます。