日常生活

【COVID19 特集‐8】コロナウィルス ロックダウン生活から再開の兆し

コロナウィルス新規感染者に陰りが見えてきた

5月4日からフェーズ2という、外出禁止令は段階的に解除される期間にはいると発表がありました。
私の住むミラノはロンバルディア州に位置しますが、イタリアで一番感染者が多い州で、今でも相当数の感染者がいるし、新規感染者も減ってはきていても、相当数がまだいるから、4月26日の首相令が出ても、ロンバルディア州はそれと違う措置がとられるのでは?と思いました。

 

ロックダウンが少し緩和されそうなのが実感として湧いてきた

4月最終日の31日のニュースでも、ロックダウン緩和に変化はないようなのです。

私のところに在イタリア日本領事館からきた4月28日のメールは

4月26日首相令が,27日官報に掲載されました。本首相令は,5月4日から17日まで有効です。
主な内容としては,これまでに発出されていた移動制限や生産活動の制限を少しだけ緩和するものとなっています。
同首相令の概要をまとめたものを,在イタリア日本国大使館のHPに掲載致しましたので,参考にしてください。

[御参考]
4月26日首相令(イタリア語)

●在留邦人の方々の日常生活に関連する主な規定は以下の通りです。

−人の密集を避け,対人距離1メートルを確保しマスクを利用することを条件に,証明される業務上の必要性,健康上の理由のみによる移動が許可される。

−公共または私的交通機関を利用して,現在自分か居住する州から別の州へ移動することは,証明される業務上の必要性,極めて緊急性の高い事態,健康上の理由を除き,禁じられる。

−公共の場及び私的空間における人の密集を禁止する。

−屋外での娯楽・レクリエーション活動は認められていない。個人か,未成年や介護が必要な人は付き添いを伴い,スポーツには最低2メートル,運動には最低1メートルの対人距離を確保する場合,スポーツや運動をすることが認められる。

−飲食業は営業休止(カフェ(バール),パブ,レストラン,ジェラート屋,菓子店が含まれる)

−食堂及びケータリングサービスは,最低1メートルの対人距離を確保する条件で,営業休止対象から除外される。

−調理及び宅配の時の保健衛生規定遵守のもと,飲食業の宅配サービス及び店舗からの持ち帰りサービスは認められる。

−製造業,建設業,卸売業等の活動再開が認められる。(首相令別添3に例示)

−交通機関内を含む公共の屋内の場や継続的に対人距離を維持できない場合には,マスクの使用を全国で義務化する。6歳以下の子供,障害者,これらの人々のケアにあたる人々は義務の対象外。

−マスクは,然るべき防護に適した多層構造の素材で快適さと呼吸可能性も保障するものであれば,コミュニティで作ったマスク、使い捨てマスク、洗浄して繰り返し利用可能なマスク(自家製マスクも含む)であっても差し支えない。

●なお,同首相令では,「各州知事が保健相との合意のもと決定する,州内の特定地域に対する(本首相令より)厳格な感染拡大防止措置は,引き続き適用される」とされており,州によって,更に厳格な措置が取られることもあります。居住されている州の州令等を確認されることをお勧めします。

●引き続き,新型コロナウイルス感染状況に注意し,感染防止に努めて下さい。

となっています。

1年前の大聖堂付近 1年前の大聖堂付近

クリックを押すと画像が拡大します。

具体的に何をしていいのか、何をしたら悪いのか、法律の文章なのでわかりにくいですが、とりあえず、別の州に移動しなければ、私のような一般人は、今までのように自宅から200メートル以内の行動範囲を超えて、お散歩してもいいということらしい。
もちろん、今までのように一人で、ですけど。

家から200メートル以上離れてもいいということだから、8月末まで有効な地下鉄の1年定期を使って、家から離れた公園にお散歩に行ってもいいということなのかどうか、よくわかりませんが、正直なところ、まだ地下鉄に乗る勇気が私にはありません。

ソーシャルディスタンスを確保すべく、地下鉄および鉄道会社は対策をとっていると報道していましたが、みんなが仕事に復帰したら守るのは相当厳しいと個人的には思います。

 

ロックダウンが終わったら何をするのか

私はフリーランスで観光業に従事しているわけですが、今回のコロナウィルスで最も打撃をうけた職種のひとつといっていいでしょう。なんといっても平和産業ですから、当然です。

だからイタリアのロックダウンが完全に解除されたとしても、すぐに仕事は入ってこないんですね~( ;∀;)

私の場合は日本人なので、日本の状況にも思いっきり影響うけるし。

大聖堂に早く会いたい 大聖堂に早く会いたい

※クリックを押すと画像が拡大します。

イタリア人の観光業の同僚も、状況は私とたいして変わりません。

ミラノ以外の地域に住むイタリア人が観光でミラノに来る可能性もないことはないですが、今のところ5月18日から再開される予定の美術館、博物館もいままでのようにソーシャルディスタンス関係なくの入場は無理でしょうし、州を越えて来られるのか?

ということで、観光業は大変なことになっていますが、観光大国イタリアでは、労働者の10パーセントが観光に関係する仕事に従事しているらしいので、イタリア政府もなんらかの措置はとってくれる、かな?

 

いつスタートしてもいいように準備

だからといって、何も対策を考えなかったら、どうしようもないので、私はいつ観光業が再開してもいいように、ロックダウンの時間を利用して準備をしようと思いました、が、いつ始めたかって、ロックダウン解除が見えてきた時点でなんです(笑)

日本の皆様はまだロックダウンもどきが始まって間がないので、私のようにならないようにされてください。

早くバールに行きたい 早くバールに行きたい

※クリックを押すと画像が拡大します。

だからといって、ロックダウンの私の過ごし方を否定はしません。私は相当頑張ったと思うし、自分をほめてあげたいと思っています。

常に明るくいることを心掛けたし、実際食べ物や生活に必要な最低限のものもあったので、それに感謝の気持ちを常に持つようにしました。

それになんといっても、コロナウィルスに感染した症状が発症していないし、発症していなくても感染している可能性があることを考えて行動をして、生き残ってる!!!!!!!!

でももう少し早い時期から、コロナ終息後のことを考えた行動を始めていたらよかったかな?って、できなかったから、今焦ってるんですけどね(笑)

「これだけ時間があったのに、なんにもしてないじゃん!」

と、ロックダウン解除が見えてきて焦っている私です。

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