ロックダウンから外出自粛大幅緩和
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5月18日(月)から、だいぶ通常に近づき、迎えた初めての週末。
私の住むミラノは天気もよく、お出かけには最高の日和となりました。
新規感染者数は確実に減っているけれど、コロナはまだ存在
ソーシャルディスタンスキープ、マスク着用義務。友達に会ってもいいけれど、集団にならないこと。
なんですが、週末のミラノのナイトライフゾーンの映像をみてびっくり!
ミラノ以外の街の映像も流れましたが、いままでの反動かもしれないけれど、若者で溢れかえっていて、コロナなんて絶滅したんじゃない?状態。マスクをしていない人も多かった( ;∀;)
この事態を重く見たミラノ市では、今日26日(火)から、19時以降のバールなどでのテイクアウト用のアルコール飲料の販売を禁止にしました。
お店で座っている分には問題なくアルコール飲料を飲むことはできますが、お店の側や屋外で立ち飲みする人が多くなって、週末のような事態を避けるのが目的です。
アルコールを購入できるのはいい年をした大人のはずなのに。
本当に悲しいことですね( ;∀;)
私は週明けの月曜日に、ロックダウンフェーズ2の外出禁止大幅緩和後、ある目的のために街の中心に出かけました。
スフォルツェスコ城も約3か月ぶり。最後に見た時はダウンを着ていたのに、半袖でもいけるかな?という季節になってしまった。3か月なんて過ぎてしまえばあっという間だという事実に再度気づく私。
スフォルツェスコ城から大聖堂に向かう、歩行者天国のダンテ通りも、通常の人通りの10~15%ぐらいかなあ。
ちょっと寂しいですが、空いているので歩きやすい(笑)
ミラノのロックダウン後、初めてバールでカフェ
今回の私の外出の目的は2つ。
その1つ目の為にまずドゥオモ広場へ。
ドゥオモのわきのアーケードも半分以上のお店はシャッターを閉めていて、オープンしているバールは2軒。
外の席もソーシャルディスタンスを確保するために、席数が半数以下になっています( ;∀;)
いつも満席に近いお店が、こんなに閑散としているなんて….
まあ、席に座ってゆっくりするのは、観光客が多いので、このご時世、仕方がないのかもしれません。
私は観光客ではないし、座らなくていいので、カウンターでたってカフェを飲もうと、入り口に行くと、まず、消毒液で手を消毒してからレジに行き、カウンター前の床に貼られている黒い丸いシールの上に立って、カフェの来るのを待つ形式になっていました。
ソーシャルディスタンス確保のために、立ち位置が指定されているわけです。地下鉄と同じだ!
久しぶりに見るレジのお姉さん、カウンターのお兄さん、お互い元気でよかったなあと、ほっとする。
そして3か月ぶりのバールのカフェ。マスクを外さないと飲めないから、マスクを外したら、そこでやっとカウンターのお兄さんは私の顔を確認できたみたい(笑)
今までだったらカウンター前に10人以上いるのが当たり前だったのに、ソーシャルディスタンス確保でたった3人で、風がすーすー吹いているような寂しさを少し感じながら、久しぶりのバールでのカフェを味わいました。
今回のミラノのチェントロでの目的第1番目
友人が前日の夜に知らせてくれなかったら私は見損なっていました。持つべきものは情報通の友人!!!!!!!!
通常は6月2日のイタリア共和国記念日にローマで飛ぶ、イタリア空軍のアクロバット飛行隊が、今年は25日から、主要都市上空を飛ぶ、コロナ犠牲者が多かったミラノ上空を飛ぶ!
もうこれは一生に一度しかないチャンスかも!見に行くしかない!
もうすぐきますのアナウンスもないし、マスクをしているから、スマホの顔認証もできないし、飛行機だから早いしで、本当はビデオを撮ろうと思ってスタンバイしていたのに、ビデオは撮れなかったけれど、奇跡的に、(私的には)芸術的な素晴らしい写真を撮影することに成功❤
大満足。
仮に写真が撮れなかったとしても、やっぱりイタリア生活が長い私にとって、フレッチェ トリコローリをこの目で見る感動を味わえたことは、一生忘れられない思い出になると思います。
今回のミラノのチェントロでの目的第2番目
フレッチェ トリコローリの情報が入る前から、実は18日に再開した美術館に行くつもりでした。(ポルディ ペッツォーリ美術館以外は、ミラノでは26日から段階的に美術館、博物館は再開)
ポルディ ペッツォーリ美術館は太っ腹なことに、今回最初の3000人までは入場料1ユーロで見学させてくれるんです。
まだ州内移動も制限されている状態だから、地元の人へのプレゼント的意図もあるのでしょうが、素晴らしすぎます。
ポルディ ペッツォーリ美術館の顔であるこの作品に会うのは何年ぶりだろう。
見学者がほとんどいないので、時間を気にせずにゆっくり作品の前にたって鑑賞ができるなんて、これもこれが最初で最後かもれない。
まだ残念ながらコロナは存在していますが、みんなが常識ある行動をする限り、完全なロックダウン生活の10倍は自由な生活ができるようになると信じています。
この2つが達成できて大満足だったので、書くのを忘れそうになりましたが、この日、INPS(国家社会保障機関)から、私のようなフリーランスで、コロナウィルスのせいで収入が激減した人のために、2回目(1回目は3月分として4月15日に600ユーロ振り込み)として、600ユーロ(約7万円)の振り込みがあったことを付け加えておきます。
イタリアで生活できて、私は本当にラッキーで幸せです。