6月いっぱいはマスク着用は義務
ある程度外国からの入国も許可され、サッカーや大規模なコンサートなどをのぞけば、ほぼコロナ前と変わらない感じがします。
サッカーは無観客ですが、コロナのロックダウン中の遅れを取り戻すべく、毎日のように試合が行われているので、もともとテレビ観戦しかしなかったティフォーゾ(サッカーファン)にとっては、もしかすると、毎日のように試合のある今の状態は、天国のようかもしれませんね。
現在の感染者数はこちらから ⇒https://www.bing.com/covid/local/lombardy
新規感染者数が一番多いのは相変わらずロンバルディア州
6月22日の夜のニュースでは、ロンバルディア州の新規感染者は143名。コロナはまだまだしつこく居座っています。
外出時のマスク着用は義務ですが、暑くなってきたせいもあって、あごにしている人が先週より増えてきた気がします(笑)
住宅地では、マスクをみんながしている以外、コロナ前とほぼ変わらない生活が戻ってきたようで、普通に人が歩いています。ソーシャルディスタンスは店舗ではほぼ守られていますが、スーパーなども、だんだん入り口のセキュリティーが緩くなってきていて、コロナ前と違う点は、スーパーに入る前に手袋を着用することぐらいです。(マスクは当然着用)
うちの近所のジェラート屋やバールでは、一応、なんとなーくソーシャルディスタンスをみんなが気にしている程度。
ロンバルディア州の新規感染者がまだ毎日3ケタとか、気にしているからまだこれだけ気をつけているのかもしれないなあ。
他の州が実際どうなのかは、私がその場に行ってみないとなんとも言えないけど。
美術館、博物館はだいぶオープンしてきていますが、ほとんどが時短、予約制。
こんなチャンスはなかなかないから、ブレラ絵画館も6月9日再開と同時に行っちゃったし、ポルディ ペッツォーリも行きました♪
ミラノ市民の生活は二極化?
なぜ私がこんなに美術館や博物館に行けるのかというと、ズバリ
仕事がないから
観光業に携わっている私は仕事がまったくないんです(笑)
時間がたっぷりあるので、問題なく予約をとって美術館や博物館を楽しむことができるんですね。
いままでこんなにゆっくり美術館や博物館の見学ができたことはあまりなかったんです。
仕事で行くことがほとんどだったので、自分が見たいものを見たいだけ自由にみることは少なかった。
私の同僚も同じように仕事がないし、ほかの職種の人も仕事がなく、収入がない人も多いはず。
いつもはにぎわっているブレラ地区も、観光客がいないので、空いているし、レストランやバールもお客さんが激減していると思います。
ブレラはレストラン激戦区なので、いつもはお店の前で「ここで食べませんか?」と呼び込みをしていたりしますが、人がほとんど通らないので、通る人すべてが同じレストランで食べたとして、いままでと同じ売り上げなんじゃないかな?
それでも、バカンスに行く富裕層は存在しています。
収入がなくなって、悲しんで日々を過ごすか、収入がなくなっても私のように明るくすごすか。
世の中がこういう状況でも経済的にそれほど問題がなく、楽しむか。
明るく過ごすか、暗く過ごすかの二極化が、いままで以上にはっきりした気がします。
イタリア人は優しい
カソリックの国ということもあるかもしれませんが、イタリアは弱者にやさしい国だと思っています。
声さえ上げれば手を差し伸べてくれる人がいる。
自分にできるだけのことはして明るく過ごす努力をするか、人のせいにして嘆いて悲しく過ごすかの二極化が、コロナによってよりはっきりしてきた気がします。