イタリアのロックダウンから段階的解除初の土曜日
ロックダウンから段階的解除された木曜日、ミラノ市長はお怒りでした。
ミラノのナヴィリオ(運河)地区が人でいっぱいで、マスク着用やソーシャルディスタンス確保を守っていない人が多かったし、基本個人行動なのに、明らかに友達同士で集まっている人たちがたくさんいたからです。
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ロックダウンが段階的に解除されても、コロナはまだ存在
たしかにここ数日のミラノは天気もよく、気温も初夏を思わせるもので、屋外に出たい気持ちになるには十分すぎる条件でした。
ロックダウンから移行したフェーズ2初日のミラネーゼ(ミラノ市民)の行動はすばらしかったとミラノ市長も褒めていたのに、
喉元過ぎれば熱さを忘れる 苦しいことも過ぎてしまえば、その苦しさや恩も簡単に忘れてしまうということ。
まさにこのことわざどおりの木曜日だったわけですが、コロナはまだミラノに根強く残っているので、まだ喉元を過ぎていないんです( ;∀;)
そして迎えた初の週末。
木曜日にテレビのニュースでも報道されたナヴィリオ(運河)地区の映像が流れましたが、市長のお怒りが市民に伝わったのか、人ではほとんどありませんでした。
しかし、です!
私の家のすぐ近くに、ナヴィリオ(運河)があるのですが、マルテザーナという名前です。
私は前日に買えなかったものを買いたかったので家をでてみたら、結構な人出で、私は正直、びっくりすると同時に不安も感じました。
次から次へと人が流れてくるんです!
自転車も同じで、自転車専用道路が整備されているところも多いですが、そうではないところも自転車が前から後ろからくるので、私の前をカタツムリのように歩いている幼い女の子をつれたお母さんを追い越そうとした私は、自転車の人に無言のクレームをもらいました(笑)
ソーシャルディスタンス厳守と友達との面会禁止もまだ有効
同じ州内に限って、離れたところに住む親戚に会うことは、フェーズ2で認められはしましたが、それでもソーシャルディスタンス厳守で、けっこう厳しい条件なんです。
人とのつながりをとっても大切にするイタリア人には辛いのはわかるし、ソーシャルディスタンス確保して、偶然会ったふりをすればいいでしょうっていうことを考えるのも知ってます(笑)
もっと上手に、しっかり離れてくれよー!!!!!!!!
マスクをしていない人はみなかったけれど、せっかく2か月ぐらい巣ごもり生活して耐えていたんだから、外にでるなとは言わないけど、人と一緒にではなく、今までのように、一人でお散歩しましょうよ~
私はまたロックダウンに戻りたくないんです~
でもお店の前ではみんなきちんと距離を開けて並んでいるので、最低限の危機感はあると信じていますけれどね。
ロックダウンフェーズ2の初ウィークエンドが終われば
月曜日からまた仕事に復帰する人も少し増えるでしょうし、18日からはさらに増えていくはずです。
でもそれは、コロナウイルス新規感染者が増える第2波がこなければの話。
もちろん私は第2波が来ないことを願っているし、外につい出て、友達と屋外で集まちゃったりした人たちも、最低限の危機感は持っていたと信じている(信じたい)ので、順調にフェーズ2が進んでいくことを確信しています(確信したい)
ロックダウン中に、みんながそれぞれ気づいたり、学んだことは絶対にあったはずなんですよ。
人がいない町の中に、いつもは出てこない動物が出没したり、交通量が減ったから、空気がきれいになったり、とか。
はたしてこれからのミラノはどういう風に動いていくのか?興味津々です。
ミラネーゼは絶対に負けないと信じてます。