イタリアのロックダウンから段階的解除の初日
待ちに待っていた人もいるでしょうし、不安をもってこの人むかえた人もいると思いますが、フェーズ2が開始されました。
現在の感染者数はこちらから ⇒ https://www.bing.com/covid/local/lombardy
ロックダウンから段階的解除で仕事に行ける人が増えた
フェーズ2で、再び仕事に行ける人、オープンできる店舗が増え、仕事に出かけることができる人が増えました。
仕事再開で喜んで出勤した人と、いやいや仕事に向かった人と、真っ二つに分かれたんじゃないかな?
今までは仕事に行くのが苦痛だった人もおおいかもしれません(笑)
私が日本で会社勤めしていたときがまさにそうでしたから(笑)
当時まだ若かった私は、仕事がいかに素晴らしくて楽しいものかを理解していなかったし、はっきりいって給料泥棒状態でしたが、それからほんの少し(????)人生経験を積んだ今は、会社員がきちんと仕事をして利益をあげなければ、会社自体が潰れてしまって、お給料をいただくどころか、路頭に迷うことになるとわかっています。
現在フリーランスなので、余計にわかるのかも…
実際フェーズ2前夜のニュースでは、通勤ラッシュ時間に列車や地下鉄、バスがソーシャルディスタンス厳守して利用できるようにされて工夫を報道していましたが、実際始まってみないとわからない。
駅に入る人と出る人、列車や地下鉄に乗る人と降りる人が混じりあわないよう、それぞれの動線をわかりやすく床に表示したり、駅の改札付近で37.5℃以上の人をチャックしたり、出来る限りの感染予防策は講じていたと思います。
バールやレストラン、ジェラテリア(アイスクリーム屋)などは、いままでデリバリーのみ許可されていたので、採算があわないのか、まったく営業していないところが多くシャッターが閉まっている店舗が多かったのに、4日からはデリバリーとお持ち帰りが許され、シャッターが開いたお店がけっこうありました!
今日からオープンというのを知らない人が多かったのか、そういうお店の前を数軒通りましたが、お店の人が暇を持て余している感は否めませんでした( ;∀;)
がんばれ~❕
ソーシャルディスタンスを厳守した個人行動が守られる
私の住むミラノでは、地下鉄や鉄道関係の方々たその他もろのろの方々の努力の甲斐あって、通勤ラッシュ時間も混乱なく、家から外にでたミラネーゼ(ミラノ市民)もきちんと規則通り、マスク着用、ソーシャルディスタンスを守る模範的行動をとっていた様子。
ミラノ市長はニュースで
「ミラネーゼは素晴らしい!」
とコメントをしていました。
私個人は、今のところ仕事がないので、不要不急の外出はしないつもりでいますし、地下鉄も手袋マスク着用義務で、ソーシャルディスタンス確保できるようにしているとはいえ、コロナウィルスが完全に消えたわけではないので、よほどの事情がないかぎり、当分家の近所で過ごすつもりです。
でも、行っちゃいけないから、禁止されているから家の近くにいるのと、自分の意志で自分の家の近くにとどまるのとでは、気分的にえらい違いがあることに、今回改めて気づきました。
ロックダウンフェーズ2の初日の雰囲気
やはり家の近所200メートル以内の移動の枠が外れたので、みんな昨日より明るく楽しそうな雰囲気。
親戚を訪ねていくのは条件付きで認められましたが、友人を訪ねていくのはまだダメなので、友人と面と向かって会うことはできませんが、電話やチャットで交流はしています。
フェーズ2初日の今日、イタリア人の友人からきたメセージには、中華料理の写真つき❤
いままでずっとクローズしていた、行きつけの中華料理レストランが今日、お持ち帰りに限って営業を再開したそうで、すっごく気持ちわかりました。
自分の料理がまずいとか、そういうことではないけれど、開放感を味わいたいのと家庭料理と違う味が待ち遠しかったんですよね!
基本まだ、州をまたぐ移動はきちんとした理由がない限り認められていないので、列車にのってイタリアの他の州に行くこともまだ不可能。
飛行機だって同じだから、国外に出られるのはいったいいつになるのかな?
こうして徐々に日常生活に戻っていくためには、まだもう少し我慢が必要だけど、とりあえず、ミラノはその第一歩を無事にふみだせたようです。