コロナウィルス新規感染者は減少
現在のイタリアのコロナウィルスの新規感染者は減少傾向にあるとはいえ、ウィルスは残念ながら存在しています。
感染者数はこちらから ⇒https://www.bing.com/covid/local/lombardy
特に私の住むロンバルディア州とお隣のピエモンテ州は、イタリア国内で最も感染者数が多いワースト2( ;∀;)
それでもイタリアは明日、5月4日からロックダウン(フェーズ1)を段階的に解除していく「フェーズ2」に移行することになりました。
ロックダウンとの違い
フェーズ2では、再び仕事に行ける人、オープンできる店舗、人々の移動距離がかわってきますが、州によって多少の違いがあるので、いったいなにができてないができないのかが今一つ分かりにくい、というのが正直なところで、イタリア政府のサイトにQ&Aがあったりします。
実際フェーズ2前夜の今日、5月3日のニュースでは、そのことを繰り返し報道。
ロックダウン期間の様子を映像で流したり、明日からの再開に向けた希望を与えると同時に、第2波の感染拡大防止のための明日からの行動で気を付けなければいけないことを伝えています。
明日から仕事に復帰する人が通勤の際に公共交通機関を利用する際の義務とか、列車やバスなどがどのようなや対応をしているのか、ということですね。
ロンバルディア州の場合は、交通公機関を利用する際は、入り口と出口も決められたところを使うこと、人と人の距離を保つこと、マスクと手袋の着用義務。
明日実際にどういう状況になるかによって、またいろいろ変わるとは思います。
ロックダウン前と同じ人数が利用することは、まだ明日から仕事に復帰できない人たちがいるのでないですが、座席や駅に入る人数を制限しても、乗客がさばけるのかという問題はあるとは思います。
それをできるだけ避けるために、ミラノでは自転車専用道路をここ数日で少し増やしたりして対応がしていますが、どうなるかな?
私の周りでも、まだコロナウィルスがなくなったわけではないから、地下鉄などの公共交通機関を利用するのは不安だという意見が多いし、私個人も、まだ必要な時以外、外出するつもりはありません。
基本はまだソーシャルディスタンスを厳守した個人行動
親類や婚約者を訪ねることは認められますが、友人はまだ認められないし、親戚や婚約者を訪ねる場合もマスク着用とか、とにかく日本でいう濃厚接触は認められていません。
お葬式も認められましたが、人数の制限つき。
お散歩やジョギングもOKになったけれど、個人で、ソーシャルディスタンス厳守。もちろんマスク着用は必須。
公演もオープンしますが、遊具があるところは使えません。
私に個人的に関係したり興味があるところでは、本屋さんが明日からオープン❤
ただ、私の家から本屋さんまでは、徒歩で一番近い、それなりの規模のところは、片道約30分。往復徒歩だと1時間はかかります。
美術館などは5月18日からオープン予定で、レストランやバールは6月1日からですが、宅配やお持ち帰りは許可されています。
今私が一番必要としている美容院も6月1日からオープン予定です。
残念ながら、私の好きな映画館や劇場はまだいつ再開するかが発表されていません( ;∀;)
もう長い間行っていないクラブ(踊るほう)も映画館や劇場と同様の扱いで、再開はいつになるか未定です。
平和産業の再開が本当のロックダウンからの復活
平和なときは気づかないけれど、私の従事する観光業や、エンターテイメント業は、世の中が平和で、ある程度の経済的余裕がないと需要がないんですよね。
旅行に行かなくたって、コンサート行かなくたって、映画館に行かなくたって死にませんから。
もちろん芸術は人生を豊かにするものだし、ピンチの時に力をくれたりする、いわゆる「クオリティー オブ ライフ」向上にかかえないものですが、生死に直結はしない。
基本まだ、州をまたぐ移動はきちんとした理由がない限り認められていないので、列車にのってイタリアの他の州に行くこともまだ不可能。
飛行機だって同じだから、国外に出られるのはいったいいつになるのかな?
平和産業の復活は、世界中の人々の協力しだいでいつになるかが決まると思っているけど、とりあえず、イタリアがこれからどうなっていくかは世界の注目を浴びるでしょうね。