ロックダウンからやっと自由に国内移動が可能に
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5月30日(土)の発表で、6月3日から、イタリア国内、居住している州を越えての移動が可能になるとありました。
私の住むロンバルディア州は、一番初めにロックダウンが始まって、最後まで感染者数が他州に比べて多い状態なのですが、イタリア国内みんな一緒に州外移動解禁だそうです。
新規感染者数ゼロの州もある
北部のロンバルディア州やピエモンテ州は感染者数がほかに比べて突出して多いので、時期をずらす案もでていましたが、結局6月3日から州外移動が許可されます。
私自身、ミラノ市内を歩いていると、着用義務のマスクをつけてはいるけれど、口と鼻の上ではなくあごの上だったり、明らかに同居している家族ではない人同士が、ソーシャルディスタンス確保せずに立ち話をしていたりするのをみかけるので、感染が再び拡大しないか心配していますが、外出禁止令が緩和されたことで精神的ストレス(私自身はあまり感じてはいなかったけど)軽減になったことは確か。
友人と会うのもすでに許可されていますが、私のイタリア人の友人は
「レストランにも行けるようになったけれど、実際にみると、しっかりソーシャルディスタンス確保ができているようには思えないし、スポーツジムももうすぐオープンするけれど、まだ私はこの状態だったら行かずに、今までのように家で運動を続けるわ」
ということで、what’s up (こちらで主流になっているLINEのようなもの)アペリティーボ(食前酒)をきのうしたところです(笑)
私も彼女の意見に賛成で、ここまで用心してきたのだから、もっと状況が改善されない限り、しっかりとコロナ対策は取るべきだと考えています。
数日前からあの有名な、レオナルド ダ ヴィンチの最後の晩餐の壁画の見学も再開され、29日からミラノの大聖堂もミサに参加をしない、一般の人の見学も再開されました。(まだロンバルディア州外、海外からの観光客がいないため、空いているようです)
もちろん、今までとまったく同じとはいかず、大幅に入場者数を制限してのオープンで、大聖堂の屋根に登るのも、エレベーターは使用させず、徒歩のみ可能なので、体力に自信がない人にはちょっと厳しいですね。
シェンゲン加盟国からイタリアへの入国も許可
イタリア国内の移動が可能になるだけではなく、シェンゲン加盟国からの入国も認めるらしいのですが、イタリアが入国を認めても、イタリア人の入国をまだ認めていない国も存在します(笑)
5月28日にアリタリア航空からきたニュースレターには、6月2日から、ローマ発、ニューヨーク、マドリッド、バルセロナへの直行便再開が書かれていました。
イタリアは観光業が主な収入源のひとつなので、本来ならすでに来ているはずの海外からの観光客を少しでも取り戻したいところでしょう。
私も観光業従事者なので、痛いほど気持ちがわかります(笑)
とくに海や山といった季節限定の場所は、一日でもはやく再開したいのが本音でしょう。
今回のコロナは、イタリアだけの問題ではないので、先がまだまだ読めないし、国内移動、国外移動が再開されてからどうなるか、ですよね。
私は日本人だし、日本に親戚や友人もいるので、イタリアから日本への直行便の運航が再開されるのが待ち遠しい!
実際に日本にすぐに行くわけでなくても、行けないっていうのと、行けるけど行かないっていうのは雲泥の差。
日本に留まっているイタリア在住の友人
何人か、コロナのロックダウンの直前に日本に一時帰国して、今現在も日本に留まっている友人がいます。
飛行機を乗り継げばイタリアに戻ってくるのは可能なんですが、なにせ便が少ないし、お値段が高いらしい!!!!!!!!
今回のコロナ騒動で、今まで考えもしなかったことが起きる可能性があること、今までごくごく普通にできていたことが、実は本当にありがたいんだということ、人と人のつながりが大切だということ、いろいろ勉強させてもらっています。
6月3日からイタリアはだいぶ平常に近くなることはなりますが、まだまだコロナはしつこく居座っているので、気を緩めず、動向を冷静にみながら、自分にできることをやっていくつもりです。
日本にまだ残っている友人たちがイタリアに帰ってきて、いままでみたいにみんなで楽しくレストランでわいわいできる日はまだ少し先かもしれないけど、絶対にその日は来るから、楽しみに待つことにしよう❤